第15回(平成元年度)茨城県障がい者スポーツ研究会シンポジウムが開催されました。

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12月8日(日)午後2時から4時まで筑波大学において、主催茨城県障がい者スポーツ研究会と筑波大学、共催茨城県障がい者スポーツ指導者協議会による「第15回茨城県障がい者スポーツ研究会シンポジウム」が開催されました。
 シンポジウムは、「いきいき茨城ゆめ大会を振り返るーそして、その先へー」がテーマでした。ご存知のようにゆめ大会は台風19号の影響により、全国障害者スポーツ大会史上初の大会そのものの中止という結果になってしまいました。好天に恵まれ予定通り開催されていれば、そのレガシーをもとに今後、茨城県の障がい者スポーツをどのように発展させていくか、という議論になったかと思いますが、大会そのものがなくなってしまったためいささかインパクトに欠けた感じでした。
 演者は筑波大学教授の松原 豊氏、茨城県障がい者スポーツ指導者協議会会長の及川 力氏及び茨城県国体・障害者スポーツ大会局障害者スポーツ大会課課長の関根正弘氏の3名でした。
 松原氏は筑波大学寄付講座による研究結果から、県内障がい者スポーツの現状と課題について報告し、障がい者スポーツ協会の設立が必要ではないかと述べられました。
 及川氏はゆめ大会までに指導者協議会が実施してきた事業について報告し、多方面との連携が重要で連携協議会を開催する必要性と、県の障がい者スポーツを理念や方向性で牽引する司令塔の組織の不在が問題であると述べました。
 関根氏は県の大会予算や実施体制とともに、荒天時対応の実情や中止決定の経過について詳細に報告し、国体と融合して同一期間内に実施することも検討に値するのではないかと述べました。
 参加者はスポーツ庁、日本障がい者スポーツ協会、県内特別支援学校長、教員、障がい者スポーツ指導員、他に筑波大学関係者、学生、報道関係者あわせて約40名でした。