古河市スポーツ教室の1コマより~2019・12・21
古河市では2018年から障がい者スポーツ教室が始まり、今年で2年目になります。茨城県障がい者スポーツ指導者協議会から3名の指導員が参加し運営に協力しています。指導員の井出幸恵さんがレポートを寄せてくださいましたのでご紹介します。文面からはいきいきと楽しそうに活動している様子が感じられます。
なお、5回の予定のうち年が開けてからあと2回ありますので、ご関心のある方はお出かけください。初めての方は事務局までご一報いただければ担当者に連絡致します。連絡先はホームページの連絡先一覧に掲載されています。
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「ブブー!」・「やだよー。そんなこと言われたら調子狂っちゃうよ~」と大笑いの中でのラダーゲッター対戦。男子対女子という年齢を超えた対戦です。20代前半の男子から70代の女子までと年齢層も広く,人生経験(?!)の差も大きいメンバーでのスポーツ教室は2年目となりました。今年から入ったメンバーも,2年目となったメンバーもすっかり打ち解けての活動です。
ラダーゲッターは今回が初めてでしたが,すぐにルールもやり方もわかっていただけました。一通りの練習後に対戦が始まりました。20代前半の男子は,麻痺が強いので投げ方の個人レッスンを指導員から直々に受けていました。対戦に合流すると「緊張しちゃうなぁ~」と言いながらラダー目がけて投球。「あぁ~残念~!!」皆さんに声をかけてもらって「あと2回がんばる」と続けて2投。惜しくもラダーに届かなかったのですが,満面の笑顔!(^^)! 男子チームも女子チームもなかなか21点にたどり着けずにいました。ついに女子チームが21点にたどり着き勝利!!「やっぱり,魔球の威力だね。」等と盛り上がっていました。
ボッチャも同じように男子対女子で対戦しました。スローイングボックスの3マスに1チームが入って行いました。久しぶりのボールの感覚に戸惑う方もいらっしゃいましたが,1投ずつに歓声が上がり盛り上がっていました。「あのボールがもうちょっと動けばなぁ~」と言いながら投球しますが,あのボールとは関係のない方向にころがってしまい「こんなはずはない!」としょんぼりしたり,「実力だよ~」とヤジが飛んだりしていました。息子さんの介助で参加されていたお母さんも,いつの間にか敵同士になって対戦していました。勝負の行方は・・・1勝1敗と引き分けとなりました。
今年は幻の「全国障害者スポーツ大会茨城大会(いきいき茨城ゆめ大会)」のオープン競技卓球バレーに出場を果たしたり,夏の「茨城県障害者高齢者フライングディスク大会」に出場したりと対外的にも活動の幅にひろがりがありました。大会に出ることで「一流はすごいスマッシュをするんだよな〜」・「レシーブは,こうやってすげんだよな~」と気持ちは一流選手になっていました。競技の技の研究にも力が入るようになった方もいらっしゃいました。1月25日・2月29日とあと2回残っていますが,次年につなげられるように,市の担当者の方ともコミュニケーションを取りながら教室を運営していきたいと考えています。