「スポーツ界における暴力行為根絶に向けた集い」に出席しました。

4月25日(木)に日本青年館において、日本体育協会、日本オリンピック委員会、日本障害者スポーツ協会、全国高等学校体育連盟及び日本中学校体育連盟主催の掲題の集会が開催され、本会を代表して佐々木正志副会長が参加しました。以下、佐々木副会長のレポートです。

この日,会場には約700人のスポーツ関係者や報道関係者が集まった。日本オリンピック委員会(JOC),日本障害者スポーツ協会,全国高等学校体育連盟,日本中学校体育連盟との共催で,主催者挨拶 日本体育協会副会長 森 正樹氏 来賓挨拶 文部科学省政務官 義家 弘介(ひろゆき)氏のあと,基調講演を元陸上選手の為末大氏「スポーツ指導者に求められる資質」をテーマに報告があった。日本の歴史上から以前はスポコンアニメ「○○の星」等でも放送されるくらい日常的にスポーツ指導において暴力的な行為は美談として認知されていた。日本のスポーツはボランティア指導者で熱意によって成り立っていた。しかし,グローバル化,時代の変化や情報へのアプローチの方法の変化,年齢ではない体制や,多様な生き方が認められ,3年以内に転職者が3割に達している現在,スポーツ界も変わらなくてはならない。行動させて理解させるから,何故するのか(スキル)・理解して行動するのかへ,指示通り働く人間から自ら考える人間への転換期にきている。あるTwitterにも「管理型から自立型へ」「問答無用から対話へ」「上下関係から対等な関係へ 」「一型から多様性へ」「苦しさを教えることから楽しさを教えることへ」とつぶやかれている。指導者の指導の未熟さは,上下関係を前面に出す指導場面を作り出している。指導者が学ぶことをやめたら指導(教育)者も続けられない時代,日本の基準(ナショナルスタンダード)からグローバルスタンダードへ急速に変化している。などとまとめていた。またシンポジウムでは,早稲田大学の友添先生がコーディネーターを務め,パネリストとして,衆議院議員の遠藤利明氏,弁護士の望月浩一郎氏,日本障害者スポーツ協会の中森邦男氏,日本体育協会理事のヨーコ・ゼッターランド氏,JOC理事の福井烈氏, JOCアスリート専門部の米倉加奈子氏が,それぞれの立場からスポーツにおいていかに暴力が無縁で,無意味であるかを強い言葉で訴えました。最後に「暴力行為根絶宣言」の採択により,今般,大阪の高校生の事件や,女子柔道の選手の訴えに端を発し,スポーツ界における暴力行為が明るみに出てきたことへの暴力根絶を訴えた。この集いに参加し,スポーツを通して健全な心身の育成を更に進めていくために気持ちを更に新たにしたいと思った。