奥村直彦選手〜ハンドバイクの旗手〜

県内には障害者スポーツのアスリートとして活躍している、あるいは活躍してきた人たちが複数います。今後、不定期ではありますがこのホームページを通じて紹介していきたいと思います。今回はその第1号として阿見町在住の奥村直彦さんをご紹介します。

奥村直彦選手〜ハンドバイクの旗手〜

 奥村直彦さんは現在阿見町で、車イスの販売や修理を行なう風輪道を経営されていますが、同時にハンドバイクという競技の日本のトップクラスの選手です。奥村さんは24歳の時に交通事故で車イス生活になり、2年後から車イスマラソンを始めました。ハンドバイクに取り組み始めたのは2007年からです。ハンドバイクは障害のある人の自転車競技の1つで、一般の車イスは後輪を回しますがハンドバイクは車イスの前輪に取付けたハンドルを手で回して前輪を動かします。日本では、競技選手は10名程度と少ないそうです。

1996 ゴールドコーストマラソン優勝

釧路湿原全国車いすマラソン(ハーフ)優勝

2003 はまなす全国車いすマラソン(ハーフ)優勝

2007 2007UCIパラサイクリング世界選手権(フランス)ロード11位 TT18位

2010 2010UCIパラサイクリング世界選手権(カナダ)TT10位

2010 アジアパラ競技大会自転車ロードレース個人TT 優勝

2011   2011UCI パラサイクリング ロード ワールトカップ(シドニー)

ロードレース 4位 個人タイムトライアル 5位

2011   2011UCI パラサイクリング ロード ワールトカップ(カナダ)

ロードレース 5位

個人タイムトライアル 6位

2011   2011UCI パラサイクリング ロード 世界選手権(デンマーク)

ロードレース 18位

個人タイムトライアル 15位

2012   2012UCI パラサイクリング ロード ワールトカップ(ローマ)

ロードレース 12位 個人タイムトライアル 18位

ここに挙げた成績以外にも、2010年には福岡県庁から阿見町の役所まで約1,300kmを、11日間で走破したこともあるチャレンジャーです。

練習では、霞ヶ浦や利根川沿いのサイクリングロードを走っているそうですが、空気抵抗が少ないので35〜40Km/hは出るとのことです。下りだとその倍くらいの早さになるようです。

ロンドンパラリンピックには4ポイント足らずで出場を逃してしまいましたが、今後のますますの活躍に期待したいと思います。

風輪道のホームページ: http://www.furindo.net/index.html